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| ■タイ料理探検隊が行く!・WEB版■ | ||
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| 唐突だが、あなたのお国の郷土料理はなんですか? 幼少の頃からフランス、ロシア、モロッコと世界各国で暮らしてきた私にとって(あ、嘘です。せいぜい関東と関西くらいです)故郷の味といって思い浮かぶ料理ははっきり言ってない。悲しいなあ−。うちの母ちゃんは、今まで一体私に何を食べさせてきたんだろうか? ボンカレーかなあ?まあそれはさておき、なぜこんなことを書いているかというと、先日、某出版社の仕事で東北地方を旅した折り、さんざん郷土料理なるものを食べてきたからだ。その土地ならではの料理が味わえるのはうれしいことなのだが、実は秋田ではちょっと参った。何に参ったって、きりたんぼ鍋攻撃にである。どの料理店に行っても出されるのはきりたんぽ。宿の食事もきりたんぽ。おみやげ品もきりたんぽ。おかげで秋田滞在中、きりたんぼ鍋を食べない日はなかったくらいだ。きりたんぽなんて、秋田人だってそうしょっちゅう食べてるわけでもなかろうに。私はたった8日間で一生分のきりたんぽを食べた気分だ。あ〜つ、もうしばらくいいです。かんべんしてくださいな。頼むよ。 |
| てなわけで、きりたんぽから逃れるように帰京した私は、久々のタイ料理に心躍らせ、新宿から小田急線の急行で35分、町田にあるマイペンライヘとやってきた。ここはタイ人のオーナー、サティットさんと、その妻知子さんが切り盛りする店である。雑居ビルの2階という目立たぬ場所にありながらも、時には店の外に行列ができるという実力派だ。流暢な日本語を使い、てきばきと接客をこなすサティットさんは、背中に「タイ料理店」と、赤い字で大きく刺繍した上着に身を包んでいる。もちろんこれはタイで作らせた特注品。彼は制服と言っているが、店のスタッフが誰一人として着ていないのはなぜだろう……。う−んいいねえ、サティットさん、気合い入ってるよ。あ、もちろん刺繍とはいっても、ヤンキーの特攻服風ではないよ、念のため。 | |
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さて、今回サティツトさんが用意してくれたおすすめ料理は、どれもタイ東北部、イサン地方の田舎料理だ。今、バンコクではイサン料理が流行だそうで、屋台はもちろん、イサン料理専門のレストランが市内に次々と出現しているそうだ。ありゃりゃ、ここでも東北かい?きりたんぽが出てきたらどうしよう?な〜んてね。 |
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| お次は、香辛料入り海老サラダ(プラークン)980円。これはなかなかパンチのある、スパイシーな一品だ。調味料のひとつにエビミソを使っているため、始めはほんのり甘味を感じるが、そのうち刺激的な辛さと強いスパイスの香りが口いっぱいに広がる。う−、でもこの辛さがたまらんぜ。ビールもう1杯〜!サティットさんによると、イサン料理は、全体的に刺激的で辛い味付けなんだそうな。どうしてだろう。サティットさんに聞いたけど、わからなかったみたい。今度自分で調べてみましょう。 3品目のカントリー牛肉サラダ(ナムトック)980円。これは3品のなかでも一番食べやすい品ではなかろうか。唐辛子をガンガン振って和えているので、かなり辛そうに見えるが、見た目ほどではない。厚めに切った牛肉がたっぷり入っているので、得した気分が味わえるかも。 |
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| ところで、これら3品を食べながら思ったのだが、今日の料理はみんなサラダよね。どうしてなの?サティットさん?まさかイサン地方の人々はサラダしか食べないわけじゃないだろうに。その証拠に、サラダのほか、野菜入り辛口のカントリーカレー(ゲンパー)850円や、ライス入りソーセージ(サイクロー)900円など、イサン地方の料理でも魅力的な品々がそろってる。私はとくにライス入りソーセージっていうのがどんなもんだか気になって仕方ないのだが。それでもとりあえずおなかがいっぱいになってしまった私は「次回は絶対ソーセージを食べてやる」と心に誓いながら、マイペンライをあとにしたのであった。 | |
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